以前占いに夢中になっていた時期がありました。
何処どこの占い師はよく当ると聞けば出向き、この占い師は有名と聞けば出かけ。
でも当ったという事はなく、ハズレたというよりガックリが多かった。
占いは当るも八卦、ハズレるも八卦なんて言葉ありましたっけ?
今より若き頃。
「とてもよく当たり、しかも行列ができる占い師」という口コミの占い師。
友達に誘われて行ったら、実際に並んでる女の子が多かった。
前金ン千円、決して安くもなく高くもなく。
やっと順番が回って、占いに入って間もなく
「私にあなたは占えません!!」
と、言われてしまった…
理由はどうしてかというと、占い師は私の手相を見た瞬間
「○歳の頃に大恋愛したでしょう~?」
と、自信満々の笑顔。
「え!私って大恋愛してたのか?」
てな具合で吃驚した私は、脳細胞の隅々まで大恋愛をしたであろう記憶を探しました。
でもどう検索してもやっぱり無い!
「いいえ(大恋愛は)ありませんよ」
速攻否定。
ところが!そう言われた占い師の笑顔が豹変!
「いいえ!そんなはずは無い!有るでしょう大恋愛!?ホラ手相にも出てますよ!」
と、頑なに突っ張る!てか突っ張りだした。
いや、マジで無いんですけど!てか手相見てもわからんわ!
しかし占い師側があまりに「アルアル」と食い下がってくる!
どうあっても『大恋愛』を認めさせたいらしいが、身に覚えない。
「だから!ありませんってば!!ヽ(`Д´)ノ」
何度か押し問答した挙句、結果
「私にあなたは占えません終わりです!」
おいおい!当の本人が嘘でもなく、無いっつってんのに。
無い事実を認めさせようなんて、ソレ占いじゃねえじゃん!
てか、金返せ~~!
後から聞いた話によると
『女性でその年代ならある程度の恋愛は経験しているハズ』
という理由で、そういう事を言うのだってさ~。
大恋愛というキーワードはどうかと思うけど、そう言われたら多分何かしらの反応は返ってくるでしょう。
とりあえず、こういうことを言っとくパターンはあるらしいね。
ある霊感占い師から「今年の5月に良い人が現れます」とお告げが。
したら本当まさに5月、友人の知り合いをご紹介されることに。
「ウッソ~ン!占い本当に当ったんだあ~」
生まれて初めて占いを信じた瞬間。
ところが実際に紹介されたところ、あまり…
まあ確かに良い人ではあったんですが、チョッ…と…違…う…。
と、思って再びその占い師の元へ。
「少し違う気がするんです」
すると占い師、何のためらいもなくアッサリ
「あ~その人、違いますよ」
うがあああああああ!!!
そして、またまた占いで手相を見せたら
「あ~こりゃ波乱万丈な人生だねえ~~!ホラホラ、手相に出てる!」
自分の手のひらのシワ結構多いもんですから…。
波乱万丈と言っておけば正解かもね。
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